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18きっぷや高速バスでの旅に役立つ情報を掲載中です。

京王一日券900円なら1日乗り放題!!途中下車多い人向けです

京王の一日乗車券は新宿・高尾山口でも元はとれない

 京王線一日乗車券は、京王線と井の頭線の全線が一日乗り放題できるお得なきっぷです。料金は900円。京王線各駅の券売機で購入できます。

 オトクなきっぷですが、京王線はもともとの料金が安く設定されていますので、新宿から高尾山口の往復では元は取れません。

 橋本から高尾山口がおそらく一番料金が高い区間になると思いますが、この区間であればギリギリ同額。京王の一日券で元が取れるのは、途中駅での乗り降りが多い人です。

 以前このきっぷを使ったことがありますが、新宿から飛田給で降りて、京王八王子まで行って、その後高尾山口まで行って、渋谷まで。というルートで使いました。

 仕事で行った際にたまたま京王線沿線の業者さんと打ち合わせだったり、営業だったり、高尾山口はちょっと興味があって行ってみたりと、ちょこちょこ乗り降りする区間が多い時だったので活用させてもらいました。

ちなみにどれぐらいオトクだったのかというと。
新宿→飛田給 240円
飛田給→京王八王子280円
京王八王子→高尾山口 180円
高尾山口→渋谷 390円
通常料金が1,090円 190円オトクでした。正直これぐらいならあまりお得感はないですね。

 もっとも、一番ラクだったのは仕事で使ったと報告する際の精算が簡潔だった点。乗車した区間を細かく記入する報告書が必要だったり日報に書く必要があるなど、会社によって事務手続きに手間がかかると思います。

 一日乗車券なら精算がとにかくラク。ひと区間ごとに明細を書いたりする必要もなく、仕事で使う際にはこれはとても便利だと感じました。

京王線一日乗車券は途中下車の多い人用きっぷ

 京王線の一日券は個人的には少し高い印象です。京王線と井の頭線で駅の数も多い上に営業区間もかなり長いので、仕方がない部分もあるのですが、900円という料金は一日券ではちょっと高いかなと感じます。

 いや、まぁ、りんかい線700円、ゆりかもめ820円みたいな一日券もあったりするのですが。駅数も少ない上に営業区間も短い、こういった鉄道会社はもともとの料金が高く設定されていたりしますので、納得しておきたいところ。

 東京周辺で一日乗車券を発売しているのは以下のとおり。2019年7月現在のまとめです。

  • 京王線一日乗車券900円
  • JR都区内パス 750円
  • 都営バス地下鉄一日券700円
  • 東京メトロ24時間券600円
  • 東急ワンデーオープンチケット660円
  • ゆりかもめ一日乗車券820円
  • りんかい線1日乗車券700円
  • 小田急1日全線フリー乗車券2000円(期間限定)
  • 相鉄線1日乗車券620円(期間限定)

 小田急線は2000円と別格で高いのですが、営業区間も長く、新宿・小田原間が880円なので無難な価格設定だと思います。

 ただし、JRの青春18きっぷが5枚つづり11,850円で1回あたり2,370円であることを考えると小田急の一日乗車券もかなり高く感じるのは事実ですが。

 こうしてまとめてみると東京メトロはとにかく安く、京王線はやや高く感じます。個人的には東京エリアで動き回る際には、JR都区内パスをよく活用します。

 京王線のように価格設定はやや高いなと感じますが、一日乗車券が発売されているだけいいのかもしれません。一日乗車券がそもそも発売されていない私鉄もあります。

  • 京急
  • 東武鉄道
  • 京成
  • 西武
  • つくばエクスプレス

 京急は、一日乗車券があってもいいのではと思いますが、残念ながら一日乗車券はありません。オトクなきっぷとして都営地下鉄区間が乗り放題のきっぷとセットでの企画商品はありますが、残念ながら京急線全線が一日乗り放題になるきっぷはありません。

 西武鉄道に関しては、外国人のみ利用可能な乗り放題きっぷがありますが、購入には日本国以外のパスポートの提示が必要で、こちらは外国人向けの一日乗車券となっています。

きっぷは普通の裏が黒の紙タイプ

 京王線の一日乗車券は、いわゆる紙のきっぷです。鉄道会社によっては、クオカードのようなタイプの磁気カードタイプもあったりしますが、最近はほとんどが紙に印字した「裏が黒のキップ」です。

 この手の紙のきっぷは、耐久性があまり強くありません。もっとも数回の使用ならともかく、何回も自動改札機を通していると、次第に磁気が反応しなくなってきます。

 以前京都の地下鉄の一日券を使ったことがありますが、数回の使用で自動改札機が閉まったこともあります。その時は磁気が消えてますね、と駅員さんに言われたので、この紙タイプはそもそもあまり耐久性がありません。

耐久性はイマイチ!!水や汗には要注意

 紙のきっぷは耐久性があまりありませんので、夏場は特に汗やペットボトルの水滴に注意が必要です。

 もしペットボトルに張り付いてしまって、水気を含んだりしたら、自動改札機を通らずに駅員さんにいる改札口へ。

 もし、自動改札機を詰まらしてしまうと結構手間もかかりますので、夏場は特にご注意ください。

途中下車しない人向け!!高尾山きっぶ京王線往復きっぷ+ケーブルカー

 途中下車せずに、高尾山口へパッと行って、ケーブルカーでササッと頂上まで行きたい人には、「高尾山きっぷ」がおすすめです。

 高尾山きっぷは、京王線の往復乗車券+ケーブルカー(リフトも可)の往復料金がセットになったお得なきっぷです。

 新宿発で、高尾山きっぷは1,380円。京王線の各駅で発売されています。料金は京王線でご覧ください。

高尾山きっぷ 1,380円 (新宿発)
ちなみに、通常料金で計算してみると、
新宿→高尾山口 390円
ケーブルカーまたはリフト 930円(片道480円)
高尾山口→新宿 390円
合計1,710円。 330円オトクです。

京王線の各駅の券売機で購入できます。もし、途中下車せずに、高尾山までオトクに行きたい時には、「高尾山きっぷ」がおすすめです。

以上、京王線の一日乗車券について、実際につかってみた感想を書いてみました。あと、もし高尾山に行くことがあれば、高尾山きっぷでリフトに乗ってみたいなと思う次第です。ま、時間があれば。